都合により、しばらく休業をさせて頂きます。 今後の営業につきましては、またお知らせさせて頂きます。 時計の修理につきましては、ホームページのお問い合わせより、ご連絡ください。 ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

2009年05月16日

樹木鉛筆 NO.9 ヤマザクラ

現在、展示中の「森のフォトフレーム展」の中で、樹皮つきのフォトフレームが3種あります。そのうちのひとつが、ヤマザクラです。
バラ科の落葉高木。日本の山野に自生し、春の花が親しまれています。木材としての流通は少ない。経年変化で濃い色になります。

久しぶりに登場の樹木鉛筆でしたface03



  


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2008年10月19日

樹木鉛筆NO.8「ブナ」


木のおもちゃの材料に多く使われる木に「ブナ」があります。
とても汎用的な木材で、家具用材、内装材、フローリング、合板、楽器材等々、いろいろな用途に使われています。
ヨーロッパ、北米、日本など北半球の温帯に広く生育しているそうです。
原産国の名前でアメリカンビーチ、ヨーロピアンビーチ等、呼ばれています。
日本のブナやアメリカンビーチに比べて、ヨーロッパのビーチは白く上品な感じがするそうです。
良質なブナ材があって北欧家具の美しさがあるようです。私が店内で使っている椅子もデンマークのシューメーカースツールというビーチでつくられた椅子です。

日本には世界遺産になっている白神山地のブナの原生林がありますね。白神山地の特徴は、人為の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布しているそうです。
ブナ林は、動物の餌となる植物が多く、他の森林に比較して豊富な動物が生息しているほか、水源涵養機能や地表侵食防止機能なども高いそうです。
パンづくりが好きな方はご存知と思いますが、その世界自然遺産指定地域内の腐葉土の中から、発見された製パンに非常に適した酵母が「白神こだま酵母」です。この酵母も豊かなブナの森の恵みなんですねface01
  


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2008年07月17日

樹木鉛筆No.7

樹木鉛筆No7はチークです。チークはご存知の方も多いと思います。
耐水性に優れ昔から船の甲板などに使われています。良質な油、木製タールが含まれているため、鉄の腐食を防ぐので造船材として重宝され、チークの木自体も耐久性があります。また、病害虫にも強い木です。硬いわりに加工も容易で、よく乾燥させた場合は伸縮率が小さく家具にも向くそうです。
チークはマホガニーと並ぶ優良高級材として様々な用途に用いられ愛されています。
  


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2008年07月13日

樹木鉛筆No.6

当店では、木の板を売っています。いろいろな表情がある広葉樹は面白く、陶器をのせて飾ったり、板に字を書かれる方、棚にする方、興味を示されてお買い上げくださる方がいらっしゃいます。
木についてもっと勉強も必要と思い「樹木鉛筆」の番号順に木について調べています。

しばらくこのシリーズ、サボっていましたが、継続は力なり…。

No.6はアオダモです。モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。北海道のアオダモは、バット材として最良とされています。が、成長が遅く今日まで植林がほとんど行われていませんでした。そのため、バットに適した高品質な材の確保が困難になり、行政、野球関係者、バット生産者が一体となってアオダモ資源育成の会(現在NPO法人)を発足し、木製バットの優良材を確保するための取り組みが行われているそうです。
セガも、DS「プロ野球チームをつくろう!」に関連して、「アオダモ資源育成の会」の活動内容に賛同し、アオダモ植樹の支援活動に参加することを決定したと聞きました。
資源としての優れた材の計画的な植樹・伐採。環境保全のための計画的な植林・手入れ・伐採。自然の木が相手なので、とても気の長い話です。でも、継続が力なんですね。  


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2008年06月08日

樹木鉛筆 No.5


本日、家具メッセ最終日ですね。ウチも親子で家具メッセに出掛けてゆきました。ひとりお店番の私は、仕方なく木のお勉強でも…。
このロッキングチェアの背もたれの部分に使われている樹が、樹木鉛筆No5の「アサダ」です。サクラによく似ていると思います。
アサダはカバノキ科の広葉樹です。産地は日本、中国、朝鮮。
用途は、家具や建築材。とくにフローリングに優秀な材とされているようです。
心材は年月を重ねるごとに美しく光沢が増すと書かれています。この椅子の背もたれもとてもいいアメ色をしています。

同じカバノキ科に、マカンバ、ミズメがあります。ミズメは、ミズメザクラと言われますが、カバの仲間なんですね。  


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2008年06月01日

樹木鉛筆 No.3 No.4


樹木鉛筆のNo.3はオバンコール、No.4がアフリカンパドック。
ともにマメ科、アフリカの木です。
オバンコールは日本ではあまり活用されていないようです。高級家具材、床材、建具、ツキ板など、装飾的な利用価値が高いようです。
アフリカンパドックは真っ赤な色の木です。当店のどんぐりのアクセサリーに使われている赤い木(真ん中のどんぐり)です。
やはり家具、器具、楽器など装飾的な目的で使われることが多いようです。どちらも、とても重くて硬い木です。
  


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2008年05月28日

樹木鉛筆 No.2 アカガシ


樹木鉛筆のNo2は、アカガシの鉛筆です。ブナ科 
硬くて強い。耐久・保存性は中位ですが、水湿に強いそうです。用途としては器具、とくに鉋(カンナ)の台や鑿(ノミ)などの道具の柄に最高と言われているそうです。
身の回りを見回してみて、アカガシで作られているものは、見当たりませんでした。小さな板が一枚あったので、カメラにおさめましたが、赤くて綺麗な色みです。
アカガシ、シラカシなどのカシ類はブナ科コナラ属の常緑広葉樹で、オーク、ミズナラが落葉広葉樹。
カシ、ナラ、クリ…この辺りが頭のなかで、ごちゃごちゃになってしまいます。いずれも、どんぐり・くり…実のほうが身近な興味の対象ですねface02



  


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2008年05月25日

樹木鉛筆 No.1 ローズウッド


先日ご紹介した、樹木鉛筆。全24種類の樹種を使って作られたなんとも贅沢な鉛筆です。自分自身の勉強もかねて、このNo.1からNo.24までの、木についてシリーズで調べてみたいと思います。

■No.1 ローズウッド 
バラの香りがする高価で貴重で美しい木を、総称してローズウッドと呼びます。広範囲な木材が、ローズウッドと称されているので紛らわしいです。赤みの素地に縞模様、しっとりと艶のある木肌。ベルサイユ宮殿ルイ14世の王座にも使われていたというブラジリアンローズは、古くからアコースティックギターの最高級材とされてきましたが現在は絶滅危惧種としてワシントン条約で輸出入禁止とされているそうです。アジアのローズウッドととして名高いのは紫檀です。
樹木鉛筆No.1のローズウッドは、インドローズという木です。マメ科。重硬で耐久性があり、狂いは少ない。現在は希少なようです。  


Posted by tsugumi at 21:19Comments(4)樹木鉛筆

2008年05月24日

樹木鉛筆

樹木鉛筆。非売品ですが、店に飾ってあります。もう10年近く前に買ったものです。多分、今は売られていない(?)と思います。いろいろな樹種を使って作られた鉛筆は12本が2セット、合計24本。すべて違う種類の木で作られた鉛筆です。
画像をクリックすると拡大されます。↓  


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